今回のテーマは羽毛布団の収納と洗濯です。
実際に家庭で羽毛布団の洗濯しているシーンを動画で紹介しちゃいます。
この夏はご自身で洗濯してみませんか?
CONTENTS
◆目次(チャプター)◆
00:00 動画START
00:20 今回のテーマ
00:47 自己紹介
01:27 天日干しについて
02:07 収納ケースについて
02:32 防虫剤について
03:15 羽毛布団の品質表示
03:50 洗濯実演
04:04 洗濯実演(洗い方)
05:11 洗濯実演(干し方)
07:15 まとめ
◆配信内容◆
羽毛布団を収納するときの3つのポイント
1 天日干しをしましょう
秋から冬、春にかけて活躍してきた羽毛布団は中の羽毛(ダウン)も外側の生地もそこそこ湿気を吸っています。
収納前にはカラッとした天気のいい日に表裏をまんべんなく干しましょう。
取り込む前にはよく振って、タオルやブラシで花粉やホコリを払いましょう。
「布団たたき」は使わない!
布団たたきはストレス解消にはとてもいいといわれてますが…(笑)
中身のダウンも生地も壊すことになります。
ですから、心穏やかな時にすることをおすすめします。
2 収納ケースに入れましょう
できるだけ通気性のいい収納ケースに入れましょう。
羽毛布団をお買い求めになったときに付いていたバッグが残っていれば、それを使ってください。
収納ケースがない場合
綿素材のシーツがあればそれに包んで、ギューッと小さくしてしまってもOKです。
布団圧縮袋は使用しない!
布団圧縮袋は使ってはいけません。
ビニール製の袋では取り出した時の臭いの原因ともなります。
3 防虫剤を入れましょう
羽毛布団を買ったときにたぶんほとんど説明がないと思います。
特に側生地が綿100%やシルクのような天然素材の場合には必ず防虫剤を入れましょう。
品質表示の裏側の取り扱い方法をみるとちゃんと書いてあります。
布団屋で販売されない家庭用品
布団たたき、布団圧縮袋…
どちらも布団と名の付く家庭用品ですが、布団屋で販売されることはありません。
なぜなら使ってはいけないものだからです。
家庭で羽毛布団が洗える?羽毛布団洗濯講座
何シーズンか使った羽毛布団をそろそろ洗濯してみたいと思うことはありませんか?
今回は家庭で羽毛布団を洗う「洗濯講座」やってみたいと思います。
羽毛布団に縫い込まれている品質表示を見てみましょう。
長年使った羽毛布団では印字が消えてしまっているものも多いと思いますが…取り扱い絵表示が付いています。
取り扱い方法は何年も十数年も変わっていません。
大抵、日本で製造された羽毛布団は洗濯不可(洗えません)となっています。
最近量販店で販売されている羽毛布団は側生地にポリエステル素材が入り、洗濯可というものも多くなっています。
それでも洗濯不可のものでも簡単に洗えてしまいます。(一部ノンキルト羽毛布団は洗濯できません)
~~これより羽毛布団洗濯実演中~~
羽毛布団を洗濯する前に
自分で布団の洗濯となると…
不安なのがちゃんと乾いているかどうか?
湿ってたらカビの原因になるのでは?というところが一番大きいかもしれません。
その心配がないように、洗う前に羽毛布団のチェックをしておくと安心です。
縦2つ、横2つの四つ折り状態にして膨らみを測っておきましょう。(写真参照)
同じ膨らみまで戻れば乾燥できた目安となります。
羽毛布団の総重量を量ってみましょう。
こちらも同じ重さ以下になれば乾燥した目安となります。
羽毛布団から空気を抜いて、丸めて洗濯機へ
バスルームの浴槽で水をかけて空気を抜いていきます。
ただシャワーで水をかけていてもなかなか空気は抜けないので、手で空気を押し出すようにして抜いていきます。
水で空気を抜いた羽毛布団はペシャンコになります。
これを縦に2つか3つにたたみ、丸めていきます。
そうすると家庭用の洗濯機に収まります。
使用する洗剤は中性洗剤(おしゃれ着洗いの洗剤)です。
お湯ではなく水で洗います。
洗濯機のコースは「毛布」「おしゃれ着」コースの弱流水を選択してください。
羽毛布団の乾燥
洗濯終わった羽毛布団はホントに膨らむの?と心配になるほどペシャンコです。
でも大丈夫。
平干しできるスペースがあれば平干しで、なければベランダやテラスに掛けて自然乾燥します。
羽毛布団の厚みや生地の素材にもよりますが天気のいい日でも完全乾燥まで2日間ほどかかることはあります。
天気予報を見ながら干してください。
浴室乾燥機があるお宅は当日中にほとんど乾きます。
キルトの角等でダウンがダマのように固まっている場合には軽くたたいてほぐしてあげましょう。
つまむとダウンが千切れますのでご注意ください。
羽毛布団メンテナンスサービス
布団専門丸洗いクリーニングサービス
羽毛布団リフォーム
◆プロフィール◆
ソサンスタイル 寝室デザイン研究所 代表 松本康人
国内寝具メーカーとドイツ寝具メーカー日本法人で32年間勤務していました。
2019年4月に株式会社寝室デザイン研究所を設立、同年11月にマットレスと寝具の専門店「ソサンスタイル」をオープンしました。
日本はもちろん、ヨーロッパやアジアの展示会、工場、さらには農場まで足を運んで得た知識と情報をもとに日本の環境と生活文化に合わせて商品をセレクトしています。
また、上級睡眠健康指導士として定期的に店内イベント、コロナ禍ではオンラインも駆使して睡眠セミナーを開催しています。
企業や学校等のイベントで出張睡眠講座をおこなうこともあります。
寝具と睡眠の専門家。
「眠り」に関するあらゆる疑問にお答えします。
<保有資格>
・上級睡眠健康指導士(日本睡眠教育機構)
・インテリアコーディネーター(インテリア産業協会)