今回のテーマは「ラテックスマットレス」!
あまり知られていませんが、超おススメのマットレスです。
業界一筋35年のプロが解説します。
CONTENTS
◆目次(チャプター)◆
00:00 動画START
00:21 自己紹介
00:47 今回のテーマ
01:24 中材の種類について
02:03 ラテックスとは
02:31 ゴムの木の歴史について
03:24 ラテックスマットレス1つ目の秘密
03:53 ラテックスマットレス2つ目の秘密
04:30 ラテックスマットレス3つ目の秘密
04:57 ラテックスマットレス4つ目の秘密
05:24 ラテックスマットレス5つ目の秘密
06:09 ラテックスマットレスのデメリット
06:48 まとめ
◆配信内容◆
ソサンスタイル寝室デザイン研究所はラテックスマットレス専門店
ソサンスタイル寝室デザイン研究所は千葉県柏市にある一軒家の寝具店。
その中の寝室ショールームは睡眠に適した室温・湿度、照明、そしてアロマ香る落ち着いた空間の中で3つの硬さのラテックスマットレスをお試しいただくことができます。
ぜひ来店予約して試しにきてください。
マットレスに使われる中材の種類について
コイルスプリング
ベッドマットレスとしておなじみなのが金属のバネの入ったコイルスプリングです。
ボンネルコイルとよばれる一体型のスプリングタイプとポケットコイルといわれる金属バネ1つ1つが不織布に覆われて独立しているタイプがあります。
ウレタンフォーム
直敷きマットレスとして最も多いタイプです。
高反発ウレタンフォームと低反発ウレタンフォームに分けられます。
ファイバー系
最近よく見かける釣り糸を絡ませたような素材、ポリエチレン系のファイバー素材です。
ラテックスフォーム
ウレタンフォームのような発泡フォームですが、ゴムの樹液を発泡させたラテックスマットレス。
ラテックスとは
天然ゴムの樹液のことをラテックスといいます。
観葉植物のゴムノキに傷をつけると白い液体が出るのを見たことありますか?
その白い樹液をウレタンフォームのように発泡させたものをラテックスフォームといい、マットレスの中材に使います。
原料のゴムノキはマレーシアを中心とした東南アジアでプランテーション作物として植林・栽培されています。
ゴムノキの歴史
ゴムの発見はコロンブス
ゴムを発見したのは新大陸を発見したことで知られているコロンブスです。
コロンブスの2回目の航海で西インド諸島の今のハイチに立ち寄り、原住民がゴムのボールでのようなもので遊んでいるのを見つけました。
それをヨーロッパに持ち帰ったのがゴムのはじまりといわれています。
このゴムは鉛筆の登場で1700年代後半にイギリスで消しゴムとして使われ始めたことをきっかけに商業化へつながっていきます。
ラテックスマットレス5つの秘密
ソサンスタイル寝室デザイン研究所で販売されるラテックスマットレスは東南アジアで採取されたラテックス(ゴムノキの樹液)をマレーシアの工場で発泡しています。
他社製品に比べて天然ラテックスの純度が高く、天然ゴム純度95%です。
それに天然由来の発泡剤を加えてラテックスフォームをつくっています。
1.使う人にとってとてもやさしいマットレス
マットレスの中芯ラテックスフォームは病院や介護施設で床ずれ防止マットとして使用されています。
ラテックスマットレスの絶妙な弾力はかかる重みに対して均等につり合い、必ず中心に保ちます。
横たわった時に身体への負担がありません。
仰向き寝でも横向き寝でも常に真っ直ぐな姿勢を無理なくつくることができます。
2.一枚のマットレスの中で異なる硬さにすることができる
ソサンスタイル寝室デザイン研究所で使われるラテックスマットレスはマットレスの形をしたモールド(鋳型)からつくります。
発泡されたラテックスフォームには無数の穴が開いていて、穴の大きさや配列の違いから一枚のマットレスでバランスよく硬さを変えています。
人の身体でもっとも重いお尻の部分から腰にかけては硬く、
横向き寝の時に肩の負担が少なくなるようにやわらかく設計されています。
3.圧倒的な耐久性
ドイツ公立検査機関(LGA)のマットレスの耐久性で最高得点を獲得しています。
日本での検査はマットレスを10年以上使っても形状変化は1%未満…
つまり、10cmのマットレスを10年使っても1mmとヘタラないということです。
ちなみに自宅で15年使っていますが、全く問題ありません!
4.ラテックスの持つ天然殺菌効果
天然ゴム樹液の成分には殺菌効果があるようです。
抗菌検査で使用される黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、MRSA…これらの菌を24時間以内に殺菌する能力があります。
家庭内でのカビやダニについても同様です。
ですからとても衛生的です。
天然素材ですからもちろん人の身体にも害はありません。
5.土に還る天然素材
天然ゴム純度95%のラテックスフォームは紫外線で土に還ります。
ラテックスマットレスの中芯を屋外に放置するとシングルサイズで約2年間で砂のように土に戻っていくようです。
もちろん燃やしても有害物質は発生しないので、自分でもし細かく千切るなら、燃えるゴミに出すことも可能です。
ですから日に干さないマットレスです。
ベッドやフローリングの上に敷きっぱなしにする場合には裏面の通気は必要です。
逆に天日干しすると土に還りますので…使用中に土に還ったら困ります。
決して中芯は日に干さないようにしましょう。
ラテックスマットレスのデメリット
1.見た目以上に重い
毎日収納となると正直現実的ではありません。
コンニャクのような触感で丸めることは容易にできますが、自立して立てておくようなことはできません。
まるで酔っ払いを運ぶようなイメージ?(笑)
2.直射日光で分解してしまう
マットレスカバー(側生地)があるので神経質になる必要はありません。
ラテックスマットレスが25年前に販売される前には以前、日本でもラバーマットといわれるゴム製のマットレスがありました。
当時は布団は日に干すという日本の文化には馴染めなかったようです。
販売店への情報が不足していたのも原因のひとつだと思われます。
3.ラテックスアレルギーの方は使用できません
歯医者さんで治療受けて大丈夫な方はお使いいただけます。
歯医者さんの手袋がラテックスです。
◆プロフィール◆
ソサンスタイル 寝室デザイン研究所 代表 松本康人
国内寝具メーカーとドイツ寝具メーカー日本法人で32年間勤務していました。
2019年4月に株式会社寝室デザイン研究所を設立、同年11月にマットレスと寝具の専門店「ソサンスタイル」をオープンしました。
日本はもちろん、ヨーロッパやアジアの展示会、工場、さらには農場まで足を運んで得た知識と情報をもとに日本の環境と生活文化に合わせて商品をセレクトしています。
また、上級睡眠健康指導士として定期的に店内イベント、コロナ禍ではオンラインも駆使して睡眠セミナーを開催しています。
企業や学校等のイベントで出張睡眠講座をおこなうこともあります。
寝具と睡眠の専門家。「眠り」に関するあらゆる疑問にお答えします。
<保有資格>
・上級睡眠健康指導士(日本睡眠教育機構)
・インテリアコーディネーター(インテリア産業協会)