眠りのコラム

ラテックスマットレスのデメリット7つ|専門店が正直に語る

ラテックスマットレスのデメリット7つ|専門店が正直に語る

ラテックスマットレス7つのデメリット
Shaer
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ラテックスマットレスについて調べていると、「腰痛にいい」「寝返りしやすい」「長く使える」そんなメリットばかりが目につきます。

でも一方で、
「本当にデメリットはないの?」
「高い買い物だから、失敗したくない」
そう感じている方も多いはずです。

実際、ラテックスマットレスは正しく理解せずに選ぶと、不満が出やすい寝具でもあります。

この記事では、ラテックスマットレスを専門に扱ってきた立場から、あえてデメリットだけを正直に整理します。
ただし、ここでの「デメリット」は欠陥や致命的な弱点ではありません。
ほとんどが「知らずに選ぶと起きやすい注意点」です。

読み終わるころには、
・自分にラテックスが合うかどうか
・なぜ試し寝が重要なのか
が、はっきり判断できるはずです。

CONTENTS

ラテックスマットレスのデメリット7つ


デメリット① 思っているより重い

使用スタイルによっては、重さが負担になることがある

ラテックスマットレスは、天然ゴムを主原料としているため、素材としてしっかりとした重さがあります。
そのため、はじめて持ち上げたときに「意外と重いな」と感じる方も少なくありません。

ただし、この「重さ」がデメリットになるかどうかは、使用スタイルによって大きく変わります。

ベッド(フレーム)で使用する場合

ベッドの上に設置して使う場合、マットレスを日常的に動かすことはほとんどありません。
この使い方では、重さが問題になる場面はほぼなく、むしろ安定感につながる要素といえます。

直置き(和式)で使用する場合

一方で、畳や床に直接置いて使用する場合は注意が必要です。

・折り曲げて風を通す
・部屋の掃除のために移動する

こうした場面では、ラテックスマットレスの重さが扱いにくさとして感じられることがあります。
特に、毎日上げ下ろしをしたい方や、軽さを重視する方にとっては、この点がデメリットになりやすいのも事実です。

大切なのは「重さ」ではなく「前提の違い」

ラテックスマットレスは、軽くて頻繁に動かす寝具というよりも設置して安定して使うことを前提にしたマットレスです。

直置きで使用する場合でも、通気の確保や扱い方を工夫すれば問題なく使えますが、「一般的な敷布団と同じ感覚」で考えると、重さが負担に感じやすくなります。


デメリット② 湿気や熱がこもりやすい

ラテックスマットレスは通気する素材ではない

ラテックスマットレスは、表面にピンホール(小さな穴)があるため、「通気性が良い」と説明されることがあります。
しかし実際には、このピンホールは硬さや反発力を調整するための構造で、空気を通す目的のものではありません。基本的に穴は貫通しておらず、マットレス自体に高い通気性があるわけではないのです。

むしろラテックスマットレスは、断熱性が高い素材という特徴を持っています。

実際、温熱電位敷き布団の上に敷くと温熱がほとんど伝わってこないケースもあります。
これは欠点というより、素材特性を正しく理解していないと起きやすい誤解です。

問題になるのは素材ではなく使い方

断熱性が高いということは、体温が安定しやすく冬は冷えにくいというメリットにもなります。

一方で、直置きで使用する場合や、換気が不十分な環境では、湿気や熱が逃げにくくなり、蒸れやすさを感じる原因になります。

直置きの場合は「通気の確保」が必須

ラテックスマットレスは素材の特性上、自立させて立てかけることができません。

直置きで使用する場合は、マットレスを二つ折りにして半分ずつ床から浮かせ、空気を入れ替える方法が現実的です。
また、通気性のあるベースや除湿シートを併用し、寝室全体の換気を意識することで、このデメリットは十分にコントロールできます。

ラテックスマットレスのデメリットは、「通気性がないこと」ではなく、通気をマットレス任せにしてしまうと不快になりやすいことです。
素材の特性を理解し環境を整えて使えば、大きな欠点になることはありません。


デメリット③ 価格が高く感じられやすい

比較の前提によって、価格の印象が大きく変わる

ラテックスマットレスは、ニトリや量販店で多く見かけるスタンダードなマットレスと比べると、「価格が高い寝具」という印象を持たれやすい傾向があります。
特に、価格帯を重視した商品と並べて見ると、その差が大きく感じられるかもしれません。
ただし、この印象は比較の前提によるものでもあります。

実際に比較されるのは有名メーカー「上位モデルのマットレス」

ラテックスマットレスを検討される方の多くは、
実際には、

  • 高反発ウレタン素材の上位モデル
  • 西川 エア・昭和西川 ムアツ・エアーウィーヴなどの中でもハイグレードモデル
  • シモンズなどのブランド系マットレス

といった、各メーカーの上位クラスのマットレスと比較しています。
このクラスになると、価格帯は10万円以上になることも珍しくありません。
その中で見ると、ラテックスマットレスは「特別に高い寝具」というより、同程度、もしくは内容次第では抑えめに感じられるケースもあります。

「高い」と感じる理由は、価格そのものではない

ラテックスマットレスは、短期間で買い替えることを前提とした寝具ではありません。
耐久性や寝心地の安定感を重視し、長く使うことを前提に選ばれるマットレスです。
そのため、購入価格だけを切り取って考えると、割高に感じやすくなります。

一方で、上位モデル同士で比較している方にとっては、価格が決定的なデメリットにならないことも多い、というのが実際のところです。

ラテックスマットレスの価格に対する印象は、「何と比べるか」で大きく変わります。

量販店商品と比べれば高く見えますが、メーカー上位モデルのマットレスを検討している方にとっては、必ずしも不利な選択肢ではありません。


デメリット④ 試さずに買うと失敗しやすい

情報だけでは寝心地を判断しにくい

ラテックスマットレスは、数字や説明文だけでは寝心地が想像しにくい寝具です。

「やわらかそう」
「沈みそう」
といったイメージと、実際に寝たときの感覚が大きく違うことも珍しくありません。
ネットの情報だけで判断すると、「思っていた感じと違う」というズレが起きやすくなります。
これはラテックスの欠点ではなく、体感して初めて分かる要素が多い素材だからこその注意点です。

実際に失敗を防ぐために、
▶︎ ラテックスマットレスで失敗しにくくするための考え方 をまとめています。

デメリット⑤ ゴム(ラテックス)アレルギーの方には向かない場合がある

ごく一部だが、避けたほうがいいケースも存在する

ラテックスマットレスは天然ゴムを使用しているため、ゴムアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
ただし、これは寝心地や性能の問題ではなく、体質による相性の問題です。

心配がある場合は、
事前に医師へ相談する
直接肌に触れないようカバーを工夫する
といった判断が大切になります。

専門店としては、「誰にでも無条件におすすめできる」とは言いません。

日本人のラテックスアレルギーの統計は出ていませんが、世界的には成人の1~5%程度といわれているようです。
また医療従事者はラテックスグローブを使う頻度が高いため、もう少し多いようです。
基本的にラテックスフォーム自体に直接触れることはないのですぐにアレルギー反応が出るということはありません。


デメリット⑥ 扱い方を間違えると劣化を早める

紫外線・直射日光には注意が必要

ラテックスマットレスは天然素材のため、紫外線や直射日光に弱いという性質があります。
天日干しをする直射日光が当たる場所に長時間置く、こうした扱いをすると、本来の耐久性を活かしきれなくなります。

逆に、正しい環境で使えば、長期間安定した寝心地を保ちやすいのも事実です。


デメリット⑦ 情報が少なく、選び方が難しい

「ラテックス」と一括りにできない

ラテックスマットレスは、製法・密度・構造・組み合わせによって寝心地が大きく異なります。
そのため、ネット上の情報だけでは自分に何がいいのか判断しにくいというデメリットがあります。
販売店によって説明が違うのも、この素材の特徴です。


デメリットを理解したうえで選べば、失敗しにくい

ラテックスマットレスは「条件付きで強い寝具」

ここまで読むと、デメリットが多く感じたかもしれません。
ただ、実際に挙げた内容はほとんどが「使い方・選び方を間違えなければ避けられるもの」です。

ラテックスマットレスは、誰にでも無条件に合う寝具ではありませんが、条件が合えば、非常に満足度の高い寝具でもあります。

体感お試しが重要になる

写真や口コミでは分からない部分を確認するために

ラテックスマットレスのデメリットを理解したうえで、最後に大切なのが「実際に試すこと」です。

数分寝てみるだけでも、
沈み方
支え方
寝返りのしやすさ
は大きく変わって感じられます。

不安を残したまま選ぶより、納得して選ぶほうが、結果的に失敗しにくくなります。

ラテックスの「硬さ」は数字だけでは判断できません。
▶︎ 硬さの考え方はこちらで詳しく解説しています

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