眠りのコラム

ドイツの老舗寝具メーカー「ビラベック」は世界で初めて羊毛布団を製品化しました

ドイツの老舗寝具メーカー「ビラベック」は世界で初めて羊毛布団を製品化しました

Shaer
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シュパーゲル(ホワイトアスパラ)の産地ブルッフザールのメインステーションから車で約15分、ムンゼスハイムという小さな町に、SO SAN STYLE(ソサンスタイル)が販売する羊毛布団(ウールケットやウールパッド)を製造するビラベック(billerbeck)本社ドイツ工場があります。

ここでつくられるのは、ウール製品をはじめとするカシミヤやキャメルの獣毛布団、ポリエステル布団、そして羽毛、ウールやポリエステル、変わったところではテールヘア(馬や牛の尻尾)の枕です。
羽毛布団はスイス工場とハンガリー工場でつくられます。

日本では羊毛掛け布団と敷きパッドが主に流通していて、関東の百貨店(デパート)と全国のちょっとマニアックな布団屋さん中心に販売されています。と、ここにもマニアックな布団屋がありますが…(笑)
ちなみに日本の羊毛布団のモデルになったのが、このビラベックの布団です。

「ビラベック」…自国のドイツ・スイス・ハンガリー、隣国のオーストリアあたりではその名を知らない人のいないくらい有名な寝具メーカーです。
そう、日本人にとっての「西川」さんくらいの知名度です。

羊毛布団発売当時のブランドロゴ
スランバーランド傘下前のロゴ
スランバーランド傘下時代のロゴ
2003年以降~現在のロゴ

ビラベックは1921年にドイツのヴッパタールという街でハインリッヒ・ビラベックという人が羽毛布団のメーカーを立ち上げたところから歴史の幕をあけます。
ビラベックさんがつくった会社だから「ビラベック」、日本の「西川」さんと同じです。
来年創業100年を迎えるドイツにおける寝具の老舗メーカーです。

1948年、ビラベックは工業製品としての羊毛布団を世界で初めて製造します。この羊毛布団が日本へ進出するきっかけとなりました。羊毛布団の日本伝来については、次回お話しします。

現在のムンゼスハイムに営業本部と工場が移転してきたのは1955年、以来この地を中心にドイツ国内から近隣諸国へと進出していきました。
スイス、オーストリア、ハンガリーに拠点をつくり拡大する一方、一時期にはスランバーランドグループの傘下に入る等、ヨーロッパの経済の波に踊らされることもしばしばでした。

そして、2003年にスランバーランドグループから現在のビラベック社社長のフリードリッヒ・エアマート氏がすべての株式を買い取り、再び単独企業として歩んでいます。

最後に1996年にISO9001は寝具寝装品メーカーとして世界で初めて認証取得しています。


SO SAN STYLE 寝室デザイン研究所は眠りと寝室環境を提案するラテックスマットレスと布団の専門店です。
上級睡眠健康指導士とインテリアコーディネーターを持つ専門スタッフがわかりやすくご説明します。
睡眠のこと、寝室のこと、そして寝具のこと。
眠ることのすべてにお答えします。

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