最高級の羽毛布団「アイダーダックダウン」
羽毛布団の中でも世界一高級品といわれるのが「アイダーダックダウン」です。
市場価格は現在、シングルサイズの冬掛け1000g入りで200万円程度で販売されています。
車じゃないんだから…と、よく笑われますが、
布団屋に言わせると、車の運転は毎日何時間もしないですよね?でも、布団は毎日少なくとも6時間以上は使うんです、そう考えると高くないでしょ?となります。
ソサンスタイルは800g入りのアイダーダックダウン羽毛布団をスイスの工場でつくります。
現在は、ご注文いただいてから製造する方法で160万円~の販売価格となります。
アイダーダックダウンの使用感の違い
このアイダーダックダウンの布団、一般的な羽毛布団と比べて何が違うのか?
金額の違いは世界流通量年間3000kg(アイスランド産)ととても希少なダウンだからです。
次回以降でアイダーダックについてはご紹介しますが…
今日は実際に使うときの使用感をおはなしします。
ホワイトグースダウンのような一般的な羽毛布団はダウン一つひとつが空気を多く含み、布団を膨らませることで断熱し体温を逃がしません。
アイダーダックダウンはダウン同士が絡みついてシルクわたのようにまとまります。この絡み合ったダウンは熱の反射早いので、一般的な羽毛布団ほど膨らまなくても同等のあたたかさが保てます。(あたたかさは使う人の体温です)
試しに、一掴みのアイダーダックダウンを手のひらに載せると、まったく重みは感じないのに、すぐに手のひらはあたたかさを感じることができます。
カバーリング用のシルク生地でつくるアイダーダウン羽毛布団
またソサンスタイルのアイダーダックダウン羽毛布団は、側生地にシルク100%のジャカード生地を使います。
一般の羽毛布団は生地からダウン(ファイバー/ダウンから分離した糸のようなもの)が出てこないようにダウンプルーフという目潰し加工をします。これにより羽毛布団は軽くてあたたかいけど、蒸れるという羽毛布団最大のデメリットが生じます。
ですが、ソサンスタイルのアイダーダックダウンは油脂分を多く残す精製方法が独特でダウン同士の絡みつきが強く、職人さんによる手選別ですべての夾雑物を取り除くため、通気性のあるシルクカバー用の生地を使用することができます。その分ムレ感がありません。
カバー用の生地は軽く、しなやかなので、布団をかけた時のフィット感がとてもよくなります。
そのためには布団のカバーリングもとても大切なので付け加えておきます。
アイダーダックダウンの掛け心地は軽くてあたたかい良質な羽毛布団としなやかなドレープ性の真綿(シルク)布団のいいところを足したような感覚です。
キルトのマス目は膨らみが少ない分少し細かく仕上げます。
横6マスX縦8マスの48マスと抑えめにスタイリッシュに仕上がります。ちなみに、日本の冬用掛け布団がシングルサイズ20(横4X縦5)マス、ヨーロッパ仕様で30(横5X縦7)マスが一般的です。
これにより1年を通して、比較的長く使うことができます。
価格高騰のアイダーダックダウン
20年前は同じ仕様で80~90万円程度でしたが…アイダーダックダウンが注目され始めてから原料価格が急騰していきました。
アイダーダックダウンはドイツ、スイス、オーストリア等のヨーロッパの国々と日本で多く消費してきましたが、中国の経済成長で需要が増したことも大きな要因です。
ソサンスタイルはスイスやドイツのヨーロッパ製の羽毛布団を主に販売しています。
ダウンはもちろんヨーロッパ産のグース100%、とても良質なダウンに精製されボリュームたっぷり、それなのにビックリするほど軽い羽毛布団です。
長い年月使うものだから…いつまでもあたたかく気持ちよくお使いいただけます。