休みの日くらい・・・ついつい朝寝坊
でも、その日の夜の睡眠に大きく影響します
快適な睡眠のためには朝がとっても大切です
人の身体は生活習慣に合わせて体温変化やホルモン分泌が行われます。
その基準になるのが目覚めの時間です。
眠りのホルモン「メラトニン」のおはなし
メラトニンとは
メラトニンとは脳の松果体から分泌される睡眠ホルモンで、目覚めてから約15時間後に再び分泌が始まり、その2時間後に最も多くなります。
その作用で深部体温が低下して眠りに適した状態へ導かれていきます。
さらにメラトニンは抗酸化作用により細胞の新陳代謝や疲労物質の除去、病気や老化の予防に大変注目されているホルモンなんです。
ただし、メラトニンは明るい光(500ルクス以上)で分泌が抑制されるので、就寝前にはできるだけ明かりを落としてゆったりと過ごすことが必要です。
寝だめはダメよ。。
ふだん、6時起床の人
メラトニン分泌時間は
15時間後の夜9時頃です
休日10時まで朝寝坊
メラトニンの分泌時間は
15時間後の夜中の1時です
平日、毎朝6時に起きる生活の人は、メラトニンの分泌が夜の9時頃から分泌され始め10~11時に最大となります。
ところが休みの日に寝ダメ♪
午前10時まで寝てしまうと…
メラトニンの分泌が夜中の1時頃、さらに最大が1~2時。
よく眠れるはずはない、ですよね?
月曜日の朝がツラいのは、こんなことも影響しているかもしれません。
(イラスト:ACイラスト https://www.ac-illust.com/ & Rio)
株式会社 寝室デザイン研究所
上級睡眠健康指導士
松本康人
上級睡眠健康指導士とは
日本睡眠教育機構の定める規定のプログラムを受講し、認定試験の合格者に与えられる資格です。
学術的な睡眠知識に加え、科学的な知見に基づき睡眠に関するアドバイス等を 身近な人々に行ったり、地域や団体等に対して正しい睡眠知識の普及活動を行う人材を目指します。