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いのちアカデミー認定協会 健康美楽マイスターPR
6月16日(金)20時~のライブ配信、健幸美楽マイスターPRに出演、コメンテータとして睡眠のこと、寝室環境のこと、寝具(マットレス)のことを約1時間たっぷり話してきました。
いのちアカデミー認定協会の健康生命師、渡邉勝之さんホストの番組、ナビゲーターのAkikoさんの見事なリードで楽しい1時間でした。
(↓↓↓ 画面をクリックすると動画で見ることができます↓↓↓)
自己紹介
千葉県柏市の一軒家の寝具店。
天然素材のラテックスマットレスを中心に販売しています。
睡眠に適した寝室ショールームで天然素材の寝具をお試しいただけます。
日本の寝具の話し
日本の寝具のサイズはもともと呉服から由来しています。
着物の反物を3つの幅で一人用の敷き布団、4幅と半分で掛け布団のサイズとなります。
35年前の百貨店の寝具売り場は呉服の売り場にあったんですよ。
いい睡眠のためには
第一に心が大切
まずは心を整えること。
イライラしたり、気になることがあるといい睡眠はできません。
日本の住宅は明るすぎる
日中行動する人は夕方から夜に自宅ではリラックスして眠るための準備に入ります。ダイニングからリビング、そして寝室と少しずつ暗い部屋になるような照明計画をすることをおすすめします。
基本的に調理する手元部分を照らすキッチン、勉強や仕事をするためのデスクライトは白く明るい光となりますが、生活のほとんどは電球色の暖かい光(オレンジ色)にするといいでしょう。
ダイニングは料理が美味しく見えるような照度が必要ですが、くつろぐためのリビングは間接照明を中心に明るさを少し落とします。
寝室には基本的に天井灯は必要ありません。本を読める程度の明るさで、入眠時には目に入る光源はすべて消灯します。
トイレにいくための足元灯くらいで十分です。
睡眠に適した寝室
日本人の中性温度といわれる素っ裸でも暑くも寒くもない温度は29℃です。
睡眠中にはTシャツやナイトウェアを着る方が多いので、夏の寝室は25℃~28℃がちょうどいい温度となります。
ただし湿度が大切で40~60%に保つと比較的気持ちよく眠ることができます。
ナイトウェアは天然素材、綿やシルクを選びましょう。
化学繊維は吸湿性がないのでムレ感を感じます。冬のフリース素材は避け寝具や部屋の温度で調整しましょう。
アロマの使用も効果的です。
マットレスの種類
マットレスには
鉄製のバネの入ったコイルスプリング
ウレタンフォーム
釣り糸を絡ませたようなポリエチレンファイバー
そしてラテックスマットレス等があります。
ベッドでお使いの場合にはコイルスプリング…特にポケットコイルが多いようです。
マットレスの必要な厚みは身体の曲線に合わせて、体圧分散ができるもの。
8cm以上の厚みが必要となります。
マットレスには必ず敷きパッドを使いましょう
マットレスはどの素材も吸湿性は高くありません。
マットレス本体は身体を支えるもの、そしてマットレスには吸湿性の高い綿やウールの敷きパッドを併用しましょう。
おすすめのラテックスマットレス
ラテックスマットレスの特徴
地球環境にやさしいラテックスマットレス
ゴムの樹液を発泡させた天然素材のフォームです。
自然の素材なので地球環境にやさしく、紫外線で分解され土に還ります。
もちろん燃やしても有害物質はでません。
耐久性の高いラテックスマットレス
ラテックスマットレスの耐久性はとても高く、10年間使用しても形が変わるのは1%未満、つまり10cmのマットレスが1mmとヘタらないということになります。
これは8万回の加圧試験で実証されています。
身体に負担のかからないラテックスマットレス
ラテックスマットレスは病院や介護施設等で床ずれ防止マットとして使用されています。
ですので身体に負担がかかりません。
仰向き寝でも横向き寝でもまっすぐな姿勢で、絶妙な弾力で身体を支えます。
天然殺菌効果で衛生的
ゴムの樹液には天然の殺菌効果があります。
病院で使うものなので抗菌検査はおこないますが、肺炎桿菌、黄色ブドウ球菌、MRSAのどの菌も消滅させる能力があります。
ですので、マットレスの中芯のラテックスフォームにはカビやダニの心配がありません。外側の側生地(マットレスカバー)を通気すれば安心です。
アスリートの睡眠
大谷翔平選手の活躍が顕著で毎日のようにインタビューが情報番組で放送されます。
その中で頻繁に大谷選手が話をするのは睡眠時間をしっかり取るということ。
アスリートは身体のメンテナンスに長い時間の睡眠が必要となります。
その中でも睡眠のために昼間から眠るための準備をするという言葉も印象的でした。
日本人の睡眠時間は世界一短い
GDPの高い国ほど睡眠時間は長い
OECDの調査では日本人の平均睡眠時間は7時間22分でもっとも短く、韓国が続いています。
日本と韓国以外の平均睡眠時間は8時間を超えています。
最近の調査ではGDPの高い国ほど睡眠時間が長い傾向にあるともいわれています(NHKクローズアップ現代の放送内容から抜粋)
日本人が世界で再び輝くためには睡眠時間の確保が大切です。
日本国内の睡眠時間の格差は通勤時間にあった
日本でもっとも睡眠時間の短い都道府県は埼玉県、続いて千葉県となります。
首都圏の睡眠時間が短く、近畿圏、中京圏と大都市圏が短くなります。
平均仕事時間は実は東京がもっとも短く、いわゆるサラリーマンが多いことである程度の仕事時間の管理がされているとされています。
その中で通勤時間の長い県が睡眠時間が短いというデータが出ています。
通勤時間の格差がそのまま睡眠時間の格差に現れています。
50歳代の睡眠時間がもっとも短い
年代的には50歳代の現役世代の皆さんの睡眠時間がもっとも短いとのデータもあります。
この年代の方々は、睡眠時間を削って勉強や仕事をしていた世代です。
休まず働くことが美徳とされていた時代を生きてきたなごりでしょうか。
日本人のほとんどは自称ショートスリーパー
ショートスリーパーの遺伝子が2019年にアメリカの研究で発見されています。
実際にこの遺伝子を持つ人は10万人に4人程度といわれています。
ショートスリーパーとは毎日の睡眠時間が6時間未満でも日中眠くならない、生活に支障がない人たちです。
移動中の電車の中でついつい居眠り…つまりショートスリーパーではありません。
寝ダメは禁物
通常睡眠時間の短い現役世代の人たちにありがちなのが休日の寝ダメ。
休日にお昼まで寝てたりない睡眠を補おうという考えですが…ここに落とし穴があります。
眠りのホルモンといわれるメラトニンが分泌されるのは、目覚めてから15時間後です。
そうなると普段朝6時に起きる方は夜9時からメラトニンが分泌されます。ところが寝ダメで昼12時まで寝てしまうと…メラトニンの分泌時間が夜中の3時となります。
つまり本来寝る時間に寝つけなかったり、眠りが浅くなったり、結局月曜日から寝不足となってしまいます。
睡眠講座のいろいろ
現役世代の睡眠の実態
よく眠れるための生活習慣
眠っている間の心と身体のメンテナンス
子供のための睡眠(学習能力や運動能力)
シニアのための睡眠講座
ZOOMオンラインで受講できます。
睡眠の質の向上
最近は「睡眠の質」という言葉をよく聞きます。
睡眠時間が確保できないから短時間でぐっすり眠って、よく寝た感をつくろうという考え方です。
深い睡眠も大切ですが、本来は睡眠時間も大切です。
入眠当初の3時間でもっとも深い眠りになります。
この時間に成長ホルモンがもっとも分泌されます。
さらに知識で覚える記憶が定着されます。
ただし、睡眠の後半の浅い眠りも大切です。
身体で覚える(意識しなくてできる)記憶は睡眠の後半で定着されます。
ですからアスリートは睡眠時間を多く取る必要性があるんです。
また必要のない記憶を消去するのもこの時です。
最後に腰痛・肩こりでお悩みの方
硬いだけのマットレスは避けましょう
人の身体の曲線は肩甲骨とお尻部分が出っ張り、腰部分が凹んでいます。
硬すぎるマットレスは肩甲骨とお尻でブリッジとなり腰部分に隙間が空いてしまいます。
これは腰痛の方にはツラい状況です。ついつい膝を立てないと眠れないという話もよく聞きます。
また横向き寝のときには肩に体重がかかります。
朝起きたら腕が痺れる、そんな症状も硬いマットレスが原因のケースが多いです。
これからマットレスを選ぶ場合には弾力のある、特に肩の部分はやわらかいマットレスをおすすめします。
今夜すぐに解決したい場合にはタオルを腰部分に入れると仰向き寝のときに少しはラクになります。
ぜひお試しください。